グリーフケア。

 

 昨日はブログをお休みさせていただきました。

なぜならば、夜からセミナーに参加しておりまして・・・

 

その分本日は、文章「長め」。

そして、内容「重め」です(笑)

 

本日のタイトルである

「 グリーフケア 」という言葉を知っていますか?

 

 

 

あまり身近な言葉ではないと思います。

わたしも医療従事者でなければ知らなかったであろうこの言葉。

 

この「グリーフケア」とは、

家族や友人など大切な方と死別した時、

精神的に立ち直れるように、社会的に適応できるように支援することをいいます。

 

 

看護師であり、アロマセラピストである私。

同世代の女性と比べると多くの”人生の最期”に携わらせていただきました。

ですが、このケアは永遠の課題だと思っています。

 

なぜなら正解はない・・・からです。

 

 

 

昨日のセミナーでは「ロスライン」という、

"自分の喪失体験を時系列で書き出す"という作業をしたのですが、

あまりにも思い浮かぶ顔が多く、手が止まってしまいました。

 

もちろん死別だけではなく、

社会的役割の喪失(職を失ったなど)、

 

失恋、失敗の経験(受験など)も含まれるとのこと。

 

 

 

このロスライン。帰宅してから、改めてゆっくり書いてみました。

 

ロス=失ったことを書いていたつもりでしたが、

思い出して懐かしくなったり。

”これだけ乗り越えてきた”という自信になり、

悩んでいたことも”悩んで当たりまえなんだ”と感じたり。

 

「向き合うことがつらい」と、セミナー会場では止まってしまった手。

いざ向き合ってみることで見えたものもありました。

 

 

わたしは恵まれたことに、”1人の患者さんにしっかり向き合うことが出来る職場”で

今まで働いていました。

患者さんと向き合っていると、必然と家族とも信頼関係ができます。

 

患者さん本人が最期を迎えると、患者さんの家族にお会いすることはなかなかできません。

通院の際にお会いしていたので仕方がないのですが、家族が心配。

 

昨日のセミナーでとても印象に残った言葉がありました。

 

最期を迎えていろいろとひと段落した後。

学校や職場、日常に戻った時。

その話題に「触れられないこと」が辛かったと話されている方がいました。

 

気を使ってその話題に触れないのではなく、

「大変だったね」の一言で救われたそうです。

 

”その一声”をかけてあげられる人間でありたいですね。

 

 

グリーフケア。永遠の課題ですが、

しっかり向き合うことを忘れずにいようと思った1日でした。       Snowzegarden yukina